「世界の中心で、愛をさけぶ」#03:永遠の別れ

予想通り涙した。この作品では初泣き。もっと先で涙すると思っていたのに・・・。
■原作を読んでいた私には「祖父の死」という展開にどんな意味をもつのだろうと想像ができなかった。でも・・・、なんというか・・・忘れかけていたことを思い出させてもらった気がします。
■サクがおじいちゃんを失った事実をやっと受け止めた瞬間にしても、お父さんとの会話も、年齢を重ねた母が息子の心配をしているシーンも・・・サクがたくさんの愛情を受けて育ってきたこと、大人になったサクがそれを思い出し、少しずつでも前に進もうと思いはじめたこと・・・。ドラマ化にあたって石丸Pが語っていた<『本当にストレ−トに 本当にスタンダ−ドに 真正面に』というのもわかってきた。この作品を『ふたりを支える人々が繰り広げる"純愛ドラマ"』と謳っているのがこの第3話で大きく丁寧に描かれていたと思う。
■おじいちゃんっコだったサクとお父さんの会話も、きっと日常的で、なんてことない会話なのに、味があった。
■おじいちゃんとサトさんの骨を撒いた場所。そうか。そうきたか。といい意味で裏切られた。感動的だった。
■サクとおじいちゃんの約束。おじいちゃんがその「約束の日」の写真の裏に書いた文字。それを見るおとうさん。そこに書かれた「約束」という文字が少しかすれていたのもなんだか泣けた。
■サクが泣いているシーンのナレーションも泣き声だったのには正直驚きました。
■この時点では1回鑑賞なのですが、あえてつっこむならば、おじいちゃんとの別れを実感して、語るサクにアキが「うん」と言ってるところ。もう少し深いっていうか タメっていうか そういう「うん」だったらもっと泣けたかも。(ちょっと厳しいかしらっ てへっ)
■次週の予告。智世 スケちゃんが乗る電車を追いかけ号泣、スケちゃん 電車の中で号泣(スケちゃん、どうしたのーーー!!)、今サク 谷田部先生の言葉「あなた達のことは、私がおぼえてるから」「安心して忘れなさい」に号泣。←これは以前石丸Pが日記で『台本の段階から好きなシーンではあったがなきました。/本当に泣けました。リハーサルで泣き テストで泣き 本番で泣き チェックで泣きました。というか涙がでました。/撮っている平川さんも泣いていました。スタッフはみんな泣いていました』というシーンではないかと思われます。作り手が涙するなんて、見ている側はどうなっちゃうんだろう。