ウルル Uluru

ここで改めて"ウルル*1"について・・・
オーストラリア、ノーザン・テリトリー(Northern Territory)のアリス・スプリングズ Alice Springsにある岩山で、先住民アボリジニ(Aborigine)*2のアナング族という種族が「ウルル」と呼び崇拝している聖地。世界最大の単一の岩石。ウルルとは「岩の蛇」という意味。
アボリジニの神話は「ドリーミング・ストーリー」と呼ばれ、文字を持たない人々たちが口伝で伝えてきた「創世の物語」になっている。「ドリームタイム(夢の時代)」と呼ばれる大昔に巨大な先祖たちが平らな大陸を歩き、その足跡が山や川や動植物になっていったというもので、ウルルもそうしてできたものとされている。

*1:ウルル:日本では一般的にエアーズ・ロック (Ayers Rock)と呼ばれている。

*2:アボリジニ:1788年にヨーロッパ人がオーストラリア大陸に始めて足を踏み入れた時、その地にいた先住民俗。ラテン語の「アブ」と「オリジン」と言う「最初から」の意味を持つ言葉が結びついてできた言葉。「原住民」という意味。